44歳からの留学 ― 米国管理栄養士の、事の始まりから現在まで ー 余談⑦ブースター摂取

(前回からの続き)

2月8日に人事部からのメールを受け取った。添付されていた書類の内容とは、私の提出したReasonable Accommodation(合理的配慮)の否定は避け、フリーテキストで、

 「あなたの提出したCOVID19のブースターの強制に対する真摯な宗教的な信条に基づくReasonable Accommodation(合理的配慮)へのリクエストを検討した。それはあなたの宗教的な信条が真摯でないことを示すものではない。しかしながら、Reasonable Accommodation(合理的配慮)は認められない。何故ならば、それは、この施設に過重な負担を強いることになるためである。」

とあった。つまり、ブースターの回避はできないということだ。この結論は十分予想していた。ただ、政府側がどのように回答してくるかに興味があった。私はこの回答にある種満足した。というのも、それが内容を否定するものではなかったからだ。内容(ワクチン被害のデータ)を否定するだけの(ワクチン・ブースター)に関する知識を彼らは持ち合わせていないのはわかっている。彼らの結論は、内容を検討するまでもなく、始めから決まっているのだ。それは、ニューヨーク州知事の方針に沿うことだけだ。

と言うわけで、私は、2月18日の午後ギリギリでブースターを打った。期限の2月21日は祝日で、施設内での接種は行わないので。今回も、前回同様、遺伝子改造テクノロジーを使ったファイザーやモデルナのワクチンは避け、ジョンソンエンドジョンソンのワクチンを選んだ。その後すぐに解毒(詳細は、11月26日付け及び12月13日付け余談②と余談③をご参照のこと)を始めたことは言うまでもない。

なんとその後すぐに驚きの情報が入ってきた。一つは、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)とファイザー社が血栓についての警告を出したこと。2月10日付でCDCが、若者や健康な運動選手が血栓をおこすことがあると発表したのだ。勿論、このような(今起こっている)頻繁な現象は、COVIDワクチン以前には聞いたことがない。

もう一つは、ニューヨーク州は、2月21日(私がブースターを打った日)に、医療従事者に対するワクチン・ブースターの強制をしないと発表したのだ。それはワクチンを避けて職場を去る人々が少なからずいて、人員不足の危機に陥っているからなのであった。この決定は3カ月の猶予でもあるので、その先の動向はわからない。私は、ブースターを打った翌日にこのニュースを知った。

もうすべてか狂っているとしか言いようがない。身を守るのは自分自身でしかない。私の一日一食断食は続いている。

堀尾シェルド裕子