44歳からの留学 ― 米国管理栄養士の、事の始まりから現在まで ー 余談⑪MMRワクチンと自閉症

今から25年前、私が米国留学に必要な書類をそろえているとき、その中に免疫証明書というものがあった。問われている免疫は、破傷風ジフテリア、小児麻痺、はしか、風疹、おたふくかぜ、などであった。クリニックに行き、血液検査をした結果、破傷風、おたふくかぜは免疫がなかったので直ぐにワクチンを打った。

著書の中でも触れたが、私は子供の頃から風邪をひきやすく、冬は風邪のオンパレードだったので、社会に出てからも、インフルエンザワクチンは毎年必ず打っていた。ワクチンに対する懸念や疑いはつゆほどもなかった。

5年位前、Ty &Charlene Bollinger によるメール配信のドキュメンタリーシリーズ、“The Truth of Vaccine(ワクチンの真実)”を見て、驚愕した。

米国で義務付けられるワクチンの数は世界一多いという。(79種類?どう数えるのかがよくわからない。混合の物をわけて数えるのか、一回め二回目を分けて数えるのか…)それらのワクチンを接種しないと、米国では学校に入学できない。ワクチンの製造過程で添加される微量化学物質がまた驚くほど多い。殺菌、安定、抗体製造を促すため等々の理由で、通常は体に害のあるformaldehyde (ホルムアルデヒド)、alminum(アルミニウム), mercury (水銀)等々、それぞれのワクチンに投入されている。微量だから安全?? formaldehydeは合成樹脂の製造原料、消毒剤、防腐剤、接着剤などにつかわれる。以前読んだ記事では、静脈栄養法のみで生存している患者が、静脈栄養剤に安定剤として含まれるalminumで、1年後には神経が損傷されていることが書かれていた。水銀は、チッソ水俣病事件で知られる通り、脳など神経系を侵し、手足のしびれ、ふるえ、脱力を引き起こす。

米国ではMMRワクチン(はしか、おたふくかぜ、風疹の三種混合ワクチン) は生後12カ月から15カ月で接種することが推奨されている。その結果として、MMRワクチンを打った後に起こる自閉症が、急増しつづけている。1978年には、15000人に一人だった自閉症が、2005年には150人に一人になり、(ニュージャージー州では現在)14人に一人、2032年には、二人に一人に起こると予想されている。

イギリスのDr. Andrew Wakefied は、1998年MMRワクチン と自閉症の関係を研究し、論文で発表したが、虚偽の論文とされ、医師の資格をはく奪された。その後、Dr. Andrew Wakefiedは、米国に移住し、2016年にドキュメンタリー映画、"Vaxxed: From Cover-Up to Catastrophe" (『MMRワクチン告発』)を作った。自閉症児の親たちの証言では、ワクチンを打つまでは、全く正常だった子供が、ワクチン後に、発熱し、けいれんが起き、そして言葉を失い、歩けたものが、(それまでのように)歩けなくなったと言う。

対策としては、MMRワクチンを3歳以降に打てば自閉症はまづ発症しないと一人の小児科医は発言している。

米国のCDC(疾病対策予防センター)はMMRワクチンと自閉症の関係を認めていない。

 

Dr. Andrew Wakefiedは、ドキュメンタリーシリーズ“The Truth of Vaccine(ワクチンの真実)”にもでていたので、知っていたのだが、最近見た “PROPAGANDA EXPOSED!”シリーズ(ブログ余談⑩参照)にまた登場したので、注目し、調べて見て、彼の経緯を知った。そして彼のドキュメンタリー映画、“Vaxxed: From Cover-Up to Catastrophe”をつい先日見た。Dr. Andrew Wakefiedは、2019年に二作目の“Vaxxed II: The People's Truth”も制作したが、現在流通されておらず、見るすべがない。

一作目の“Vaxxed: From Cover-Up to Catastrophe”のトレイラーは以下のリンクで:

https://www.dailymotion.com/video/x4lg4lk

 

堀尾シェルド裕子